滝本竜彦

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

NHKにようこそ!

NHKにようこそ!

日本の引きこもり会のホープたる滝本竜彦の本を読みました。
すげぇ!って感じですよ
特に病んでいる時に「NHKにようこそ」を見た日にゃ・・・
笑い転げて
同時に
自分自身に痛くなるという摩訶不思議な体験がおまけつきです(笑
以降ネタバレ

  • レビューというか感想
    • 「悩んでいるから引きこもって、引きこもっているから悩んで、そんな悪循環」

そんなところを「読者」という第三者的立場から見ておもいました^^;
ああ、俺もこんな風なんだなぁって
なぜそういう風に思ったかっていうと・・・・
主人公佐藤達広が日々エロゲー製作(シナリオ)にいそしんでいるっていうシーンがあるんです。
彼にはそれが最初、現実逃避としての行為だったんです。
けど作成していくうちに悩んでいくんです。
手元にフランス書院を参考資料にしつつ濡れ場を描くシーンを作成して
書いては削除書いては削除の繰り返し









そのうち











「うがああああああああ!」








ってなるシーンがあるんです。







けどね。それって・・・

現実逃避のための行為がやがて彼自身にとってつらい「現実」と同等になっていく

という形は見ていて痛いながらも笑えました^^;


どっちが「辛い」現実なんだろう???ってね

「あのころは若かった」などと遠い目をしてはいられない
すべてはリアルタイムだったという
「現在進行形のひきこもり」で書き上げたからこそ
刺さるんでしょうね。