では上記の「〜〜に関しては**さんしかわからない」といった問題の対処法の具体例(提案型)

例えば情報共有にWikiを活用してはどうだろうか?

「規約基準系」
   |-コーディング規約
   |-パッケージ規約
   |-連番基準

「サーバーの移転に関して」
   |-現状の移転先
   |-移転前と移転先の一覧
   |-移転に関しての注意すること

「サーバー設置に関して」
   |-ソフト上の設置方法
   |-ハード上の設置方法

「基本情報保護法に関しての情報」
   |-[P]マークに関して
   |-ICPMに関して 

といった感じでWikiを構築する

●意見(予想)

  • 「けど結局こういうのって腐敗化しちゃうんですよね、僕も情報共有として掲示板作ったんですが結局誰も見なくなっちゃったんですよ。」
    • →「では、こうしてはどうでしょうか?今現在、週に一回課会議をしていますが、あれを会議の変わりに週一回Wikiの閲覧、および記述するのに費やす時間に変更されてはどうでしょう?基本的な報告等などはいつもやっているのですから、現在は他の人の仕事の進捗状況を知るためのものに成り代わっているので、代わりにWikiを利用する事をおすすめしたいと思います。
    • 重要なことは、そういった「情報を共有すること」で、〜〜は**さんしかできないという弊害を取り除きたいが為の方法です。誤解を承知で言うと「一子相伝の職人」は必要ありません。今ちょうどタイミングよくXXさんがインフラ課にスライドしたじゃないですか。どうでしょう?XXさんが今ちょうど教育受けている内容を備忘録としてXXさんに記述してもらうのは?インフラ課のドキュメンテーションなんてほとんど残っていないという現在の現状を打破するためには、何かしら『残るもの』を製作しておく必要があります。お手軽にいくなら、最初は本当にメモ書き程度でもかまわないと思います。最初は本当に自分にしか判らない内容でも結構です。重要なのは、何もないところからの一歩前進です。自分にしかわからないようなメモであったとしても、後で編集すればいいだけの話です。また、以前掲示板ですたれてしまったのも『書かなければならないという強制』がなかったのと『掲示板というシステムだけでは業務上のコンテンツ分けができなかったり、訂正削除ができなかったりといったユーザービリティが足りなかった』のが原因ではないかと思われます。」

●意見2(予想)

  • 「じゃあ文書化の部分はワードなどでまとめてはどうかな?それを一括でホストに配置して聞けば十分ではないか?」
    • →「そうすると以下の問題が生じます」
      • 一人があるワードファイルを記述しているとそのファイルに対して排他処理がかかり、他の人が触れない⇔(逆にWikiなら)「同じコンテンツでさらに同時にPOST送信しない限り排他がかからない」
      • うっかりミスで古いワードファイルをUPしてしまう可能性が出る(いくらそうしないルールを作ったとしても可能性は0でない)⇔(逆にWikiなら)RSSを導入しているので書き直しやロールバックも可能

ただし、WikiなどのCMM関係は情報共有として一番の問題が

  • 作成するときに直感的にわかりずらい

ということである。ワードと比べると確かに見劣りがする。
どうしても「一旦送信する」といったワンクッションが必要になってくる。
そうなると、開発者レベルではOKかもしれないが、それ以上の管理職の人間が扱う部分にまでは聞かないという問題がはらみます。
そこはWebを使うという上で根本的な部分なので変更や改造などは無理かもしれません。メリット的に考えて全員で判断してみましょう。


こんな感じでどうだろうか・・・・